Selamat siang, semuanya!
みなさん、こんにちは。
インドネシアのジャカルタ近郊の街チカランにあるLPK HINATA Indonesiaです。
わたしたちは、日本人経営のもと、最高品質の教育を提供して、日本就職を夢見るインドネシアの若者をサポートしている職業・日本語訓練機関(LPK)であり、技能実習の認定送り出し機関(SO)です。
この度、ついに技能実習の内定者第1号が出ました!
HINATAが技能実習の認定送り出し機関としての認可を受けたのが9月なので、認可を受け、あっという間に面接まで進み、内定輩出となりました。4月から介護の技能実習生として、入国予定です。
今回は、そんな初めての技能実習の面接の様子をお届けします。
緊張しながらも、必死に答える学生の真剣な表情から、彼らの本気度をぜひ感じてください。
今回の求人は高知県の介護施設での技能実習でした。
HINATAから6人の候補者が面接に参加し、採用予定人数1人という狭き門をみんなで競いあいました。
技能実習なので、面接時の学生たちは、みんなの日本語でいうと20課くらいまでしか勉強しておらず、N5の一歩手前くらいのレベルです。ちなみにN5というレベルは英検でいうと4級(中学2年生までに勉強する内容)くらいで、日本語でできることはかなり限定的です。
技能実習の面接では、もちろん通訳が入りますが、それでも、面接練習の際には、わかった言葉の中で、できることは日本語でやる!という揺るがない強い気持ちで臨んでいました。
彼らは介護の技能実習なので、入国前の段階ではN4相当の試験合格が必須にはなります。N4相当であれば、ある程度面接の受け答えできますが、現時点ではまだまだ難しいことばかりです。それでも、日本の介護現場に出たら、日本語で利用者の方々とコミュニケーションをとる必要があり、気持ちの面で折れない心が欠かせません。
自己紹介や日本で働く目的、介護をやりたい理由だけではなく、将来の夢や日本で行きたいところなど、精一杯日本語で答えていました。時折通訳も入りましたが、コミュニケーションを諦めない姿勢に、クラスのときとはまた違った学生たちの印象で、とても感銘をうけました。
ちなみに面接中も、わたしはこっそり邪魔にならないように見守っていました。
もちろん、答えなど一切教えることはしませんが、汗をかきながら精一杯話す学生を見守ることも、仕事です。
そうして、無事1名が見事内定となりました。
内定になった理由に関して、実習先の企業の方からフィードバックをいただきました。
「日本語はまだまだ上手ではないけど、笑顔で必死にコミュニケーションをとろうとする姿がいちばん良かったです。施設の利用者の方々にも、笑顔でコミュニケーションをとって接するイメージがいちばん浮かびました。」
笑顔でのコミュニケーション、介護では特に必須ですね。
裏話ですが、実は今回の面接、面接参加者は4名程度にしてほしいと、監理団体からは言われていました。
ですが、無理を言って選考参加を希望する6名全員を面接に参加させていただきました。合格する枠は1枠でも、面接に挑む気持ち、うまくいったことも、うまくいかなかったことも、この経験が日本就職のために頑張る今後のモチベーションになると思ったからです。
面接に参加させていただいた監理団体様には感謝です。
今回の面接で内定が出て、本気で喜ぶ学生がいる一方で、残念ながら不合格となり、泣いてしまった学生もいました。
本気で取り組み、それでも残念ながら内定にはならなかった。
でも、次の面接に向けて、またこれから頑張ります、ということでした。まだ20歳前後の学生で、チャンスはこれからたくさんあります。
わたしたちも全員内定を目指し、日々の教育、それから何より求人票をしっかり確保することの重要性を感じています。
HINATAはボランティアではないので、学生にはマーケット内の適正価格であることを前提に、一定の費用負担は求めています。また、入学もだれでも受け入れているわけではなく、IQテストや日本語テスト、面接などの厳しい選考を重ねてようやく入学になります。
だからこそ、本気で日本就職を夢見て、努力する学生しかいません。
彼らが輝けるように、夢を叶えられるように、運営をするわたしたちも常に全力です。
この事業は、内定者を輩出することができなければ、利益が出ず、赤字の運営です。どれだけ崇高な理念があったとしても、結果がすべてです。当然と言えば当然ですが、そんな気持ちで日々運営しています。
HINATAの学生に興味を持っていただいた登録支援機関、監理団体、あるいは企業のみなさま、ぜひお気軽に問い合わせフォームからご連絡ください。
それでは、Sampai jumpa lagi!
おまけ
ドキドキの面接終了後、ほっと一息ついている学生6人の様子です。